「昨日注文した商品、まだ届きません」。LINEで届いたこの一文に答えるには、注文を探し、出荷の状況と前のやり取りを確かめる必要があります。注文はShopifyの管理画面にまとまっています。一方で会話は、ストアのチャット、フォームから届くメール、LINEに分かれています。誰が何を約束したかは、担当者の記憶頼みです。少人数のストアほど、この突き合わせに時間を取られます。
注文の確認と会話の管理は、1つの道具に無理にまとめず役割を分けます。入口ごとに聞く項目を決めて注文を特定し、処理の経過は注文のタイムラインに、お客様に伝えたことと約束は会話の側に残します。注文画面の中で会話するならShopify Inbox、返金まで問い合わせ画面で済ませるならGorgiasのような連携型が合います。LINEとメールの会話をチームで1本にするなら、RenRakuのような受信箱にまとめる方法があります。
RenRakuを提供する株式会社TechSyncが編集しています。情報確認日:2026年9月27日
どの窓口から来ても、注文を特定できるようにする
Shopifyストアの問い合わせの多くは、特定の注文についての質問です。答えるには、先に注文を見つける必要があります。ところが、その手掛かりの量は入口によって大きく違います。まず、自店で開いている入口と、それぞれの届き先を書き出します。
| 入口 | 届く場所 | 注文を特定する手掛かり |
|---|---|---|
| ストアのチャット(Shopify Inbox) | Shopify Inboxの画面 | チャット中に、お客様が見た商品、カートに追加した商品、過去の注文を確認できる |
| お問い合わせページのフォーム | ストアの送信者メールアドレス(管理画面の通知の設定で変更できる) | お客様が本文に書いた内容と、入力されたメールアドレスだけ |
| お客様が直接送るメール | そのアドレスの受信箱 | 差出人のアドレス。注文時のアドレスと同じとは限らない |
| LINE公式アカウント | LINE公式アカウントのチャット | お客様が書いた内容だけ。表示名は本名と違うことが多い |
| 電話・SNSのDM | 電話メモ、各SNSの受信箱 | 記録を残さなければ、手掛かりも残らない |
注文との突き合わせに手間がかかるのは、フォーム・メール・LINEの3つです。お客様が書いたこと以外に手掛かりがないため、最初に聞く項目を決めておきます。
注文を探すための手掛かりは3つに絞る
Shopifyの注文一覧は、注文番号・顧客名・メールアドレス・商品の詳細で検索できます。聞く順番は次のとおりです。
- 注文番号。既定では「#1001」のような形式で、接頭辞や接尾辞を変えているストアもあります。自店の番号の形を案内文に書いておくと、お客様が注文確認メールから探しやすくなります。
- 注文時のメールアドレス。問い合わせに使ったアドレスと違うことがあるので、「ご注文時のアドレス」と明示して聞きます。
- 注文者の氏名、おおよその注文日、商品名。家族の名義で注文している場合もあるため、氏名だけで決め付けません。
LINEの表示名だけで注文者を決め付けず、自店の本人確認ルールに沿って照合してください。配送先の変更や返金のように影響の大きい依頼は、複数の項目が一致するかを確かめてから進めます。注文番号に加えて、注文時のメールアドレスや氏名なども照合します。カード番号など、照合に要らない決済情報を送ってもらう必要はありません。
フォームとLINEの案内文で、聞き直しを減らす
手掛かりを聞き直す往復は、入口の案内文でかなり減らせます。
- お問い合わせページ:「ご注文に関するお問い合わせは、本文に注文番号(例:#1001)をご記入ください」と書き添える。
- LINE:友だち追加時のあいさつメッセージや、キーワードに反応する応答メッセージで同じ案内を出す。
営業時間外の自動応答との組み合わせ方は、LINE公式アカウントの応答設定で整理しています。
注文を見つけてから答えるまでの手順
注文が見つかっても、そのまま答えてよい問い合わせと、確認を挟むべき問い合わせがあります。ここを分けずに返すと、伝えた内容と現場の処理が食い違います。1件の流れは次の6段です。
- 受け取った入口と、お客様が書いた手掛かりを確認する。
- Shopifyの注文一覧で注文を検索し、問い合わせてきた人と注文者が一致するかを照合する。
- 支払いと配送の状況を見る。注文一覧は、配送ステータス・支払いステータス・日付などで絞り込める。
- その場で答えられるか、確認が要るかを、下の表で判断する。
- 確認が要るなら、いつまでに連絡するかを添えて中間の返信をする。
- 注文の側と会話の側に、確認した事実と伝えたことを残す(次の節)。
その場で答えてよいか、確認を挟むか
| 問い合わせ | Shopifyで見るところ | その場で答えられる範囲 | 確認を挟む場面 |
|---|---|---|---|
| 配送状況 | 配送の状況、追跡番号 | 発送済みかどうか、追跡番号の案内 | 配送業者の側で止まっている、配達済みの表示なのに届いていない |
| 配送先の変更 | 発送前かどうか | 受け付けたことの連絡まで | 出荷作業に入っているか、出荷担当の確認が要る |
| キャンセル | 支払いと配送の状況 | 自店のキャンセル規定の案内 | 出荷準備が進んでいる、返金方法の判断が要る |
| 返品・交換 | 注文日と商品 | 規定と手順の案内 | 期限を過ぎている、使用済み、交換品の在庫確保が要る |
| 不良品・破損 | 注文の内容 | 受け付けたことと、写真の送付のお願い | 交換か返金かの判断、原因の確認 |
この表は説明用の例です。発送前なら変更できるか、何日まで返品を受けるかは店ごとに違います。自店の規定で右の2列を埋めてから使ってください。
迷ったときの原則は、処理の結果を確かめる前に、結果を約束しないことです。窓口ごとの受け方をさらに細かく分けるなら、EC・通販の問い合わせ対応フロー設計も参考にしてください。
注文番号だけでなく、約束まで残す
注文番号を控えるだけでは、次に開いた人は続きを書けません。次の人が知りたいのは「何を確認して、お客様に何を伝え、何がまだ終わっていないか」です。残す項目は、次の例の6行に固定します。
会話の側に残すメモの例(説明用)
【注文】#1024(注文時のメールアドレスで照合済み)
【依頼】配送先を勤務先へ変更したい
【確認済み】管理画面では未発送。出荷担当に変更できるかを確認中
【伝えたこと】受け付けた旨と、本日17時までに結果を連絡する旨
【未確定】変更できるかどうか
【次】出荷担当の回答を受けて、受付担当が本日中に返信
【未確定】の行を独立させているのは、「確認中」と「変更済み」が混ざる事故を防ぐためです。
注文の処理経過は注文に、会話の約束は会話に
残す場所は2つに分けると混乱しません。Shopifyの注文画面にはタイムラインがあり、スタッフだけが読めるコメントを残せます。コメントで別のスタッフを@メンションするとメールで通知が届き、ファイルも添付できます。
出荷担当とのやり取りや商品の状態の記録は、注文そのものに残すのが最も探しやすい置き方です。一方、お客様に何を伝えたか、次にいつ連絡すると約束したかは、返信する人が見る会話の側に置きます。両方に相手への手掛かりを1行ずつ書いておくと、どちらから開いてもたどれます。
| 置き場所 | 見える人 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| 返信の本文 | お客様とスタッフ | 注文番号(「ご注文番号#1024の件」と一度書く)と、確定した案内 |
| Shopifyの注文のタイムライン | スタッフのみ | 出荷・在庫・返金処理の経過、「LINEで配送先変更の依頼あり」の一言 |
| 会話の側の社内メモ | スタッフのみ | お客様に伝えたこと、未確定のこと、次の約束 |
返信の本文に注文番号を一度書くのは、お客様との認識をそろえるためでもあります。「#1024の件ですね」と書いておけば、スタッフが別の注文と取り違えていても、お客様がその場で気づけます。
引き継ぎで崩れやすい場面と、避け方
注文と会話を別々の場所で管理すると、つなぎ目で事故が起きます。よくあるものを5つ挙げます。
| よくある失敗 | 起きる理由 | 避け方 |
|---|---|---|
| 出荷状況を見ただけで「変更できました」と返す | 管理画面の表示と、出荷の現場の作業がずれている | 処理の結果を確かめてから案内する。それまでは「確認して○時までにご連絡します」にとどめる |
| 「確認します」のまま止まる | 誰が確認するか、いつまでかが書かれていない | 中間の返信に期限を書き、同じ期限をメモの【次】に残す |
| 2人が同じお客様に別々に返信する | 相手が対応中だと知らなかった | 開く前に、対応中の人がいないかを確かめる。誰が開いているかが見える道具を使う |
| メールとLINEで、同じ人の問い合わせが別々に進む | 入口ごとに別の画面で見ている | 同じ人の会話をまとめて見られるようにし、片方にもう片方の要点を書く |
| セールの翌週に問い合わせが積み上がる | 同じ質問に1件ずつ手で書いている | 配送の目安など繰り返す案内を定型文にし、ストアやLINEで先に告知する |
管理画面を開ける人が限られるとき
Shopifyの料金ページでは、ベーシックプランの欄に「スタッフアカウントの追加」は含まれないと表示されています。スタッフアカウントは、グロウで最大5件、アドバンスドで最大15件です(2026年9月27日確認)。
管理画面を開ける人が限られると、会話の担当者は開ける人に確認を頼むことになります。「#1024、配送先変更できる?」だけでは、頼まれた人が会話を読み直す手間が出ます。後の節の確認依頼の型のように、次の4つをまとめて渡します。
- お客様の依頼
- 管理画面の状態
- 知りたいこと
- 回答の期限
注文と会話を同じ画面で扱う道具と、会話をまとめる道具
合う製品は、注文情報を会話の画面に持ってきたいのか、散らばった会話を1か所に集めたいのかで分かれます。
| 製品 | 得意なこと | 向いているストア |
|---|---|---|
| Shopify Inbox(無料) | ストアのチャットとShopアプリの会話を一括管理。会話中に、お客様が見た商品、カートの商品、過去の注文を確認できる | 問い合わせの多くがストアのチャットで届く |
| Gorgias | チケットから注文の作成・複製・キャンセル・返金・編集、配送先住所の編集ができる | 問い合わせ画面から返金やキャンセルまで済ませたい |
| RenRaku | LINE公式アカウントとメールを1つの受信箱に集め、チームで履歴を共有する | フォーム経由のメールとLINEが多く、少人数で分担したい |
Shopify Inbox:チャットが主な入口なら
注文との突き合わせの速さでは、Shopify Inboxに分があります。注文と同じ仕組みの中で会話しているためです。チャットが主な入口なら、まずShopify Inboxを使います。そのうえで、フォームとLINEをどう受けるかを別に考えるのが素直な組み方です。
Gorgias:返金やキャンセルまで1つの画面で終えたいなら
Gorgiasなら、配送先変更の依頼もチケットの画面から住所を直せます。ただし公式ドキュメントでは、次の注文には注文の編集を使えないとされています。
- アーカイブ済みの注文
- 注文日から60日を超えた注文
- ストアの通貨と異なる通貨の注文
料金は月のチケット数による段階制で、エージェント単位の課金ではないと公式に書かれています。セール期の件数がどの段階に収まるかを確かめてから選んでください。
RenRaku:LINEとメールの会話をまとめたいなら
RenRakuが受け取るのはLINE公式アカウントとメールのやり取りで、Shopifyの注文データは取り込みません。注文の確認や、返金・キャンセルの操作はShopifyの管理画面で行います。会話の側に残すのは、注文番号と約束です。LINEとメールを1つの画面で扱う考え方は、LINEとメールを一元管理する方法で詳しく扱っています。
RenRakuを、LINEとメールの会話をつなぐ場所に
ここまでに決めた手順は、RenRakuでは次のように置けます。
| 決めたこと | RenRakuで使うもの | 条件・注意 |
|---|---|---|
| 返したか、まだか | 対応ステータス(未読/未返信/返信済) | 届くと未読、開くと未返信、返信を送ると返信済に変わる。お客様から新しいメッセージが届くと未読に戻る |
| 確認待ちで開いたままの件 | 要対応の印 | 手で付け外しする。返信しても自動では外れない |
| 誰が見て、誰が返したか | 最後に開いた人・最後に返信した人 | 自動で記録され、一覧に出る。返信した人がいれば、その名前が優先して表示される |
| 次に返す人 | 担当者(やりとりごとに1人) | スタンダード以上。見出しの右の「担当」で決め、担当になった人に通知が届く。一覧に担当者名が出る |
| 今、誰が開いているか | 返信中ロック(同時対応の表示) | 同じ問い合わせを開いている人がリアルタイムで表示される。スタンダード・プレミアムでは、ほかの人が返信中なら自分の送信は止まる。動きは管理者が設定で選べ、使わないこともできる |
| 注文番号と約束の記録 | 返信の本文と、メモ(問い合わせごとの社内メモ) | メモはお客様に見えない。読むのは全プラン、書けるのはスタンダードから |
| 問い合わせの種類 | カラータグ | 付けるのは人の手作業で、キーワードで自動分類はされない |
| 確認の依頼と期限 | タスク(担当者と期限) | スタンダード以上。タスクは問い合わせに紐づかないため、タスク名に注文番号を書く。期限の48時間前と24時間前に、アプリを開いている画面へ通知が出る |
同じお客様の会話を1本で見る
同じメールアドレス、または同じLINEの相手から届いた会話は、自動で同じ顧客カードに束ねられます。ただし、メールとLINEをまたいで同じ人かどうかは、自動では判定しません。
「前回はメール、今回はLINE」というお客様は、管理者がまとめます。連絡先を顧客カードに追加するか、2枚のカードを統合します。まとめた後は、会話画面の上部に同じお客様の別の会話が並びます。管理者以外のスタッフも、切り替えて前回のやり取りを読めます。
フォームの通知メールは、差出人がお客様本人とは限りません。RenRakuには、通知メールの本文にある問い合わせ者のアドレスを読み取り、人ごとに会話を分ける仕組みがあります。自店のShopifyのフォームで期待どおりに分かれるかは、試用期間中にテスト送信で確かめてください。
注文番号を、検索で拾える場所に置く
後から探したい注文番号は、返信の本文に一度書いておきます。横断検索の対象は、名前(メールアドレスやLINEの表示名を含む)、本文、タグです。メールの件名とメモは、検索の対象に入りません。本文は部分一致で探せるので、お客様が「#」を付けずに書いた会話も、「1024」のように数字だけで検索すれば拾えます。
顧客カードに、注文番号を入れる専用の欄はありません。書く場所をチームで次のように統一すると、ばらつきません。
- 注文番号:返信の本文
- 経緯と約束:メモ
- 状態:タグ
ECで多い「配送先変更」「返品・交換」「返金確認中」などのタグは、管理者(またはタグ作成の権限を持つ人)が先に作っておきます。そうすれば、受けた人は選んで付けるだけで済みます。
定型文とAI下書きで、書く時間を減らす
定型文は全プランで使え、返信欄から呼び出すと入力中の文の末尾に入ります。お客様の名前や注文番号を自動で差し込む仕組みはありません。「#○○○○」のように、直す場所が分かる形で登録します。次の節の4つの型は、そのまま定型文として登録できます。
AI返信ドラフトは、ボタンを押すと、その問い合わせの直近のやり取り(既定で10件)をもとに下書きを1本作ります。送信はせず、送るのは人です。使う前に、次の3点を知っておいてください。
- AIは、会話に出ていない日時や金額を作らず、確認が要る箇所には【要確認】と書くよう指示されている。
- Shopifyの注文情報も、添付の写真の中身も読まない。出荷の状況などは、管理画面で確かめて人が書き足す。
- 1通ごとに指示を入れる欄はない。毎回守らせたい方針は、管理者が「会社のAIのルール」に1,000文字まで書いておく。例:「出荷日を断定しない」「返金できるかどうかは書かない」。
プランは、分担する人数とアドレスの数で選ぶ
プランの目安は次のとおりです(月額・税抜)。
- 1名で受ける:ライト(1,480円、1名)
- 2〜3名で分担し、メモやタスクを使う:スタンダード(2,980円、3名込み。1名ごとに月500円で追加できる)
- 代表アドレスと返品用アドレスのように、複数のアドレスで受ける:プレミアム(4,980円、メール5・LINE3まで)
ライトとスタンダードは、つなげるメールアドレスがどちらも1つです。RenRakuの月間メッセージ数は全プラン無制限で、セール期に件数が増えても月額は変わりません。ただし、RenRakuから送ったLINE返信は、LINE公式アカウントの月間メッセージ通数に数えられます。無料の上限を超えると、LINE側のコミュニケーションプランとライトプランではそれ以上送れず、スタンダードプランでは追加メッセージ料金(1通最大3円・税別)がかかります。当月の残りは、RenRakuの画面で確かめられます。
そのまま使える受付文と確認依頼の型
返信と社内の依頼は、毎回ゼロから書くと抜けが出ます。次の4つを定型文として登録しておくと、誰が受けても同じ項目がそろいます。どれも説明用の例なので、店名や期限は自店に合わせて直してください。
1. 最初の返信(注文を特定する)
お問い合わせありがとうございます。○○ストアの△△です。
ご注文の確認のため、次の2点をお知らせいただけますでしょうか。
・ご注文番号(ご注文確認メールに記載の「#1001」のような番号)
・ご注文時にご入力いただいたメールアドレス
ご注文番号がお分かりにならない場合は、ご注文者のお名前、ご注文日のおおよその日付、商品名をお知らせください。
2. 確認を挟むときの中間の返信
ご注文番号#○○○○の件、承りました。配送先の変更ができるかどうか、出荷担当に確認しております。本日○時までに結果をご連絡いたします。確認が取れるまでは変更が確定していない状態ですので、ご了承ください。
3. 社内への確認依頼
【確認依頼】#○○○○ 配送先変更の可否
・お客様の依頼:配送先を○○へ変更したい(LINEで受付)
・管理画面の状態:未発送
・知りたいこと:出荷準備に入っているか、変更できるか
・お客様への約束:本日○時までに連絡
・回答の期限:本日○時
・依頼者:△△
4. 結果の案内
お待たせいたしました。ご注文番号#○○○○の配送先を、○○へ変更いたしました。発送のご案内は、ご注文時のメールアドレスへお送りします。ほかにご不明な点がございましたら、このままご返信ください。
2つ目の中間の返信で「確定していない」と書くのは、お客様が変更済みだと思い込むのを防ぐためです。「回答の期限」を「お客様への約束」より前の時刻にしておくと、返信を書く時間が残ります。お詫びやお断りの場面を含めた返信の例文は、問い合わせへの返信例文15選にまとめています。
導入前は、配送変更の一件を通してみる
道具を決める前に、1週間だけ入口ごとの件数を数えます。チャットが大半ならShopify Inbox、フォームとLINEが多いなら会話をまとめる受信箱、と判断できます。SNSのDMをどこまで受けるかは、InstagramやXのDMに届く問い合わせを参考に決めてください。
RenRakuを試す場合は、14日間の無料トライアル(クレジットカード登録は不要)を使います。その間に、架空の配送先変更を1件、最初から最後まで通します。
- ストアのメールアドレスとLINE公式アカウントをつなぎ、Shopifyのお問い合わせフォームからテスト送信する。人ごとに会話が分かれて届くか、件名に「[SPAM]」が付いた送信が受信箱でどう見えるかを確かめる。
- 「配送先変更」「返品・交換」「返金確認中」などのカラータグと、前の節の4つの型を定型文として登録する。
- LINEから注文番号と変更の希望を送り、受付担当が最初の返信と中間の返信を送る。
- Shopifyで注文を確認する。確認が要るなら、注文番号を名前に入れたタスクに担当者と期限を設定し、メモに確認依頼を書いて「知らせる人」で確認する人を選ぶ。
- 別のスタッフがメモだけを読み、Shopifyのタイムラインで処理の結果を確かめて、お客様へ結果を案内する。
- 最後に注文番号で検索し、この1件の会話を後から探せるかを確かめる。
見るのは機能の多さではなく、次の3点です。
- 注文を特定するまでに、お客様との往復が何回あったか
- 別のスタッフが、口頭の説明なしで続きを書けたか
- 「確認します」のまま止まった件がなかったか
試用期間中は、契約するプランに関係なく、機能も上限もプレミアム相当で使えます。ライトで契約する予定なら、メモの投稿とタスクは試用後に使えなくなります。それらを使わない手順でも回るかを確かめておくと、契約後に運用を組み直さずに済みます。
気になる疑問
Shopifyの注文情報はRenRakuに自動で表示されますか?
表示されません。RenRakuが受け取るのはLINE公式アカウントとメールのやり取りで、Shopifyの注文データは取り込みません。注文はShopifyの管理画面で確認し、注文番号は返信の本文に、経緯と約束はメモに残します。注文情報を会話の画面で見たいなら、Shopify InboxやGorgiasのようなShopify連携型の製品が向いています。
注文番号が分からないお客様の注文は、どう探せばよいですか?
まず注文時のメールアドレスを聞きます。Shopifyの注文一覧は、注文番号のほかに、顧客名、メールアドレス、商品の詳細でも検索できます。アドレスも分からなければ、注文者の氏名、おおよその注文日、商品名を聞いて探します。問い合わせに使ったアドレスやLINEの表示名は、注文時の情報と違うことがあります。それだけで決め付けず、複数の項目で照合してから案内してください。
Shopify Inboxだけで問い合わせ管理は足りますか?
問い合わせの多くがストアのチャットで届くなら、足りる場合があります。ただし、お問い合わせフォームの送信はストアの送信者メールアドレスに届き、LINE公式アカウントの相談はLINEの側に残ります。これらが多いストアは、別に受け方を決める必要があります。
返金やキャンセルも、問い合わせの画面から処理できますか?
RenRakuではできません。返金、キャンセル、注文の編集はShopifyの管理画面で行います。問い合わせの画面から処理したいなら、GorgiasのようなShopify連携型の製品が向いています。Gorgiasは、チケットから注文のキャンセルや返金ができます。
Shopifyのお問い合わせフォームから送られた内容は、どこに届きますか?
ストアの送信者メールアドレスに届きます。このアドレスは、Shopifyの管理画面の通知の設定で変えられます。スパムと判定された送信も、件名の先頭に「[SPAM]」が付いて届きます。件名だけで削除せず、中身を確かめてください。
確認した公式情報
情報確認日:2026年9月27日。料金・機能・利用条件の最新情報は各公式ページでご確認ください。本文の運用例・メモ・例文は説明用の例です。