営業時間中はスタッフが返信し、閉店後は受付の案内だけを返したい。ところが管理画面を開くと、チャット・応答時間・応答メッセージが別々にあり、どこから触ればよいか迷います。

最初に決めるのは『誰が、いつ、どの質問に答えるか』です。LINE公式では手動チャットと自動応答を併用できます。チャットのオン・オフだけで考えず、応答時間と時間内外の応答方法までセットで設定しましょう。

応答設定の場所:Web版の管理画面で「設定」>「応答設定」の順に開きます。応答時間内・時間外に、手動チャットと応答メッセージのどちらで返すかは、この画面で選びます。応答時間そのものは「チャット」>「チャット設定」>「応答時間」で設定します。

『手動か自動か』の二択ではなく、時間と内容で分ける

たとえば予約制の店舗なら、営業時間中はスタッフが予約内容を確認し、営業時間外は受付時間を自動で案内する形が自然です。一方、営業時間のように答えが決まっている質問は、日中も自動応答に任せられます。

ただし、『自動で返事が届いた』と『予約が確定した』は別です。自動応答に任せる文面には、受付の案内なのか、確定の連絡なのかを明確に書きます。ここを曖昧にすると、設定は正しくてもお客様との認識がずれます。

最初に応答時間を設定する

Web版のLINE Official Account Managerで、チャット設定の『応答時間』を確認します。曜日ごとに対応できる時間帯を設定し、祝日の扱いも実際の営業日に合わせます。

  1. 対応できる曜日・時間を決める。店舗の営業時間ではなく、LINEを確認して返信できる時間を基準にします。
  2. 祝日の運用を決める。平日でも祝日は休むのか、祝日も通常どおり対応するのかを確認します。
  3. 時間外の返事を用意する。次にスタッフが確認する時間帯と、必要なら急ぎの場合の正式な連絡方法を案内します。

昼休みや定休日がある場合も、スタッフの勤務表と照らして確認してください。応答時間を設定するだけで、時間外の文面まで自動で完成するわけではありません。

時間内・時間外に何を返すかを決める

運用の設計例。実際に選べる組み合わせは管理画面の応答設定で確認します。
場面主な対応自動で伝えること
営業時間内の個別相談スタッフが内容を確認して返信必要な場合だけ受付案内
営業時間外の連絡翌営業日にスタッフが確認受付済みであること・確認する時間帯
営業時間や所在地の質問決まった案内を自動応答最新の営業時間・案内ページ
予約変更・例外の相談条件を確認して個別判断この時点では変更未確定であること

『設定』→『応答設定』でチャットを有効にし、応答時間内と時間外の応答方法を確認します。自動応答も利用する場合は、応答メッセージ側で文面を作成し、利用を開始する操作まで行います。文面の保存と、有効化は別の確認ポイントです。

手動チャットと自動応答を併用するときのコツ

併用そのものは可能ですが、すべての受信に長い案内を返すと、スタッフとの会話中にも定型文が割り込むことがあります。受付の返事は短く、詳細は必要な質問だけに絞ると運用しやすくなります。

時間外の受付文の例

メッセージありがとうございます。現在は営業時間外です。次の営業日の10時以降に内容を確認してご連絡します。予約・変更は、スタッフからの確定連絡をもって受付完了となります。

これは文面例です。『翌営業日10時』の部分は実際に守れる時間へ変えてください。返信できる見込みが立たないのに『すぐに返信します』と約束しないことも大切です。

キーワード応答は完全一致。重なったときの順番も確認する

応答メッセージには、キーワードを指定する方法と、指定せずに返す方法があります。キーワードは完全一致なので、『営業時間』を登録していても『営業時間を教えて』という文章がそのまま同じ条件になるわけではありません。

実際に届く質問を見て、『営業時間』『アクセス』など、利用者が選びやすい短い言葉を案内しましょう。自由な相談をすべてキーワードに変換しようとするより、答えが決まった質問から始める方が整理しやすくなります。

複数の応答メッセージが有効な場合は、キーワードありのものが優先されます。キーワードなしでは、期間指定、毎日の時間指定、指定なしの順が基本です。同じ条件で複数あれば、いずれか1つがランダムに返る場合があるため、『全員に必ずこの文面を返す』つもりで重複登録しないようにします。

LINE標準のAIチャットボットと、顧客対応のAI連携は役割が違う

LINE公式のAIチャットボット(β)は、登録したQ&Aから質問に合う回答を選んで返す機能です。PDFや画像からQ&Aの原案を作成する機能もありますが、公開前に内容を確認します。営業時間・利用方法など、答えを整備できる案内に向いています。

実際の自動応答は、チャットProオプションの有償機能です。確認時点のオプション料金は月額3,000円(税別)で、LINE公式の基本料金とは別です。一部のQ&A登録・応答テストは購入前にも利用できますが、アカウントの管理形態や対象業種による条件があります。

これに対して、メールも含めた履歴を読み直し、『このお客様には何を確認し、次に何を返すか』を整理したいときは、顧客対応の運用全体を考えます。RenRakuと外部AIの連携は、この履歴確認・返信案・整理の仕事を分担するための選択肢です。

通数は『1対1かどうか』ではなく、送信方法で違う

LINE公式の標準チャット、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIのReply APIは、月のメッセージ通数にカウントされません。一方、Push APIなどによる送信はカウント対象です。宛先が1人でも、API経由なら常に無料という意味ではありません。

RenRakuからのLINE送信も、LINE公式側の月間通数を消費します。基本料金に含まれる通数は、コミュニケーションプラン200通、ライトプラン5,000通、スタンダードプラン30,000通です。RenRaku経由でも、LINE側のコミュニケーション・ライトは上限に達すると送れません。LINE側のスタンダードは追加配信に追加料金がかかります。LINE側の費用とRenRaku側の利用料は分けて見積もります。

設定が効かないときは、次の順に切り分ける

  1. 応答方法。今の時間帯に、応答メッセージを使う設定になっているか確認します。
  2. 利用状態。文面が下書き・停止のままではないか、利用開始まで済んでいるか確認します。
  3. 期間と時刻。開始前・終了後・定休日・祝日の設定に当たっていないか確認します。
  4. キーワード。全角・半角や余計な文字も含め、登録した言葉と一致しているか確認します。
  5. 他の応答。重複した文面や、外部サービス側の自動返信が動いていないか確認します。

変更後は、社内のテスト用アカウントから『時間内・時間外・完全一致・一致しない文章』を分けて試すと原因を追いやすくなります。複数箇所を一度に変えず、設定と結果を1つずつ記録しましょう。

画面の応答状況と、社内の対応完了を混同しない

トーク画面に表示される応答状況は、利用者が今どんな応答を受けられるかを伝えるものです。スタッフが個別相談の内容を理解したことや、依頼が完了したことの証明ではありません。

『自動応答は返したが、予約変更の確認はまだ』というケースには、次の担当者と確認時刻を残します。ここから先は、応答設定ではなく日々の対応管理です。

次に整えるのは、翌朝に『何から返すか』が分かる状態

時間外の案内を設定できたら、翌朝に残った相談をどう見つけるかを考えます。LINEだけなら標準の担当者や要対応表示から始められます。メールにも同じお客様から連絡が来るなら、窓口をまたぐ確認作業も課題になります。

RenRakuではメール・LINEのやり取りを扱い、外部AIに許可した範囲の履歴確認や返信案づくりを任せられます。最初は、前夜に届いた架空の3件について『案内だけで済むもの』『担当者の確認が必要なもの』を分け、確認済みの情報だけで下書きを作る使い方から試すと、導入する理由を判断できます。

夜に届いた相談を、翌朝の返信準備まで進める

時間外の受付文だけでは、翌朝に担当者が会話を読み直す仕事は残ります。RenRakuと外部AIで、連絡の要点と未確認事項を先に整理し、確認から返信までの着手を早める運用を設計できます。

説明用:外部AIへの依頼例

架空の昨夜のLINE相談3件を読み、要件・希望日時・未確認の条件を分けてください。案内だけで答えられるものと担当者判断が必要なものを示し、各1件の返信案を作成してください。予約の空き枠や変更可否は推測せず、送信せずに下書きまでにしてください。

架空データで、最初の1件を試す

  1. 架空の時間外相談を用意し、AIに見せる対象と下書きまでの許可範囲を決める
  2. 要点・未確認事項・返信案を読み比べ、条件の推測や勝手な確定がないか確認する
  3. 担当者が確認すべき例外を運用ルールへ残し、定型の案内から任せる範囲を広げる

これは説明用の運用例です。標準の応答設定を自動で書き換えたり、未確認の予約をAIが確定したりするものではありません。継続対応や自動送信は、対象・動作ルールと別途の明示許可を整えてから扱います。

この依頼例は、外部のDotsをMCP接続して使う場合のものです。MCPはライトから。タスク・グループ管理等は対応プランと操作権限に従います。外部AIの対応アカウント・契約・利用枠は別途必要で、RenRaku内蔵AIの回数枠とは別です。継続する仕事は、対象・除外範囲とルールを決め、定期確認または対応環境での新着イベント等を設定します。

送信は初期OFF。会社のAI管理と接続画面で明示許可した場合だけ、保存済み下書きを送信できます。添付・CC・BCC付きは画面から送ります。まず下書きまでで確かめ、受領連絡など任せられる定型対応だけを自動返信へ広げます。内蔵AIの返信ドラフトは、人が確認して送る別の使い方です。

許可する会話や添付、外部AIへの情報提供と契約・データ設定を確認します。下のデモは架空データ・固定結果による説明用で、実AIの実行や導入成果ではありません。OpenAI公式:Dotsの権限と確認もご確認ください。

たとえば『明日の予約を30分遅らせたい』という連絡なら、AIには希望日時と未確認の条件を抜き出してもらいます。空き枠が未確認なら確定とは書かず、担当者が確認した後の返事につなげます。一般的な営業時間の案内と、個別判断が必要な変更を分けることが、自動化を続ける土台になります。

今日の設定は、時間外の1パターンから始める

まずは応答時間と時間外の短い受付文を整え、実際の表示を確認しましょう。その後、繰り返し届く質問だけをキーワード応答やQ&Aへ移します。返信の準備に時間がかかるようなら、RenRakuで履歴確認から下書きまでを試す。この順なら、設定を増やしすぎずに一歩ずつ任せられる仕事を広げられます。

気になる疑問

手動チャットと自動応答は併用できますか?

併用できます。チャットを有効にしたうえで、応答時間内・時間外の応答方法を設定し、使う応答メッセージも有効にします。個別対応の途中に定型文が割り込まないか、テスト用アカウントで確認してください。

営業時間外だけ自動で返したい場合は?

チャット設定で応答時間を定め、時間外の応答方法と受付文を設定します。文面には、次にスタッフが確認する時間帯と、予約や変更がまだ確定していないことを必要に応じて明記します。

応答メッセージを作ったのに返信されないのはなぜですか?

応答方法、文面の利用状態、期間・時刻、キーワードの完全一致、重複した応答の順に確認します。保存だけで利用開始されていない場合や、停止状態のままの場合にも返信されません。

1対1のLINEなら、外部サービスから送っても無料ですか?

1対1かどうかだけでは判断できません。LINE標準チャットやReply APIは通数のカウント対象外ですが、Push APIなどは対象です。RenRakuからのLINE送信はLINE公式側の月間通数を消費します。

LINE標準のAIチャットボットとRenRakuのAI連携は同じですか?

別の仕組みです。LINE標準のAIチャットボット(β)は登録したQ&Aから回答を選ぶ機能です。RenRakuの外部AI連携は、許可したメール・LINEの履歴確認や返信案、整理などの業務を分担するための機能です。別契約・設定・権限等の条件を確認して導入します。

確認した公式情報

2026年10月18日、以下の公式本文を確認。管理画面の表示や提供条件は、利用中のアカウントでも確認してください。