返信そのものより、前のやり取りを探す時間が長い。資料は添付にあり、注意点は職員のメモにある。RenRakuとDotsをつなぐ狙いは、この準備をAIに進めてもらい、人が確認から始められる状態を作ることです。
RenRaku × Dotsでは、新着をきっかけに経緯を確認し、返信下書きと業務タグを残す流れを組めます。許可した範囲では、タスクや対応状態の更新、ルーム移動も対象になります。送信まで任せる場合は、別の権限と対象条件が必要です。
RenRakuを提供する株式会社TechSyncが編集しています。情報確認日:2026年10月4日
LINEとメールを、対応の材料がそろう場所へ
まず、会話の置き場所をそろえます。RenRakuはLINE公式アカウントとメールをまとめ、顧客との経緯を確認する受信箱になります。
窓口が散らばったままだと、AIにも必要な経緯を渡しにくくなります。なお、同じ顧客のメールとLINEが何もせず自動で一体化するという意味ではありません。顧客とのひも付けも整えて運用します。
「何を読むか」を決める土台は、ノート・定型文・共有リンクの使い分けとも共通です。会社の正しい案内を、参照できる形にします。
五月雨式の連絡は、まとめて返信を考える
最新の1通だけでなく、職員の最後の返信以降に届いた連絡をまとめて確認します。途中の質問や、後から届いた訂正を落とさないためです。
説明用の例:
10:00「相談したいです。費用を教えてください」
10:03「資料も送ります」
10:08「先ほどの希望日は、来週火曜に変更してください」
この場合は、料金の質問、資料、変更後の希望日を1つの返信案にまとめます。「資料ありがとうございます」だけでは対応が終わりません。
RenRakuのDots連携では、過去の経緯、対応する添付、従業員メモを踏まえた準備を案内しています。読めない資料は、確認できたように扱わず確認に回します。RenRakuの連携仕様
返すべき連絡に、受信箱の下書きを残す
返信が必要な未返信の連絡へ、経緯を踏まえた下書きを用意します。古い未返信から準備すれば、新着だけに追われる運用を見直せます。
既存の職員下書きは上書きせず、別の下書きとして扱うのが公開中の連携方針です。AI案を採用するか、整えて使うかは、内容を見て判断します。
会社の案内、定型文、料金表を参照させることも重要です。顧客へ見せる文章に内部の注意点を混ぜず、未確定の点は社内で確認できる形に残す運用にします。
内蔵AIのボタンで返信案を作る方法との違いは、継続対応の役割を外部AIへ任せる点です。どちらも使う場合は、同じ会話で二重に作業しないよう対象を決めます。
返信の前後にある、タグとルームの整理も任せる
AIの役割を文章だけに限定する必要はありません。相談内容や進捗に応じて、許可した管理操作も組み合わせられます。
| 仕事 | できること | 先に決めること |
|---|---|---|
| タグ整理 | 登録済みの業務タグを付ける | 分類の基準、曖昧な場合の扱い |
| ルーム移動 | 許可されたルームへ会話を移す | 移動先、職員の変更との優先関係 |
| タスク管理 | 許可したタスクの作成・更新など | 担当者、期限、完了条件 |
| 対応状態 | 許可したルールで状態を更新 | 返信が必要な案件を埋もれさせない基準 |
これらはDots経由の連携操作です。RenRakuの標準機能に、あらゆる内容を自動分類する固定ルールが付くという説明ではありません。
相手の内容が曖昧なら、営業やスパムと決めつけません。また、職員が移動した会話を古い状態に戻さないなど、人の作業との整合も必要です。
作業中のルームや対象外の連絡を除外する
全部の連絡に下書きを作ると、かえって確認が増えます。対象外のルームや連絡を先に決めます。
- 社内作業が進行中:外向け返信を急がないルームは除外する。
- 通知専用:返信を求めない通知は、読む・整理する範囲を分ける。
- 明確な営業・スパム:許可した分類ルールで処理し、返信案は作らない。
- 判断が必要:契約条件、金額、読み取れない資料などは確認へ回す。
除外はAIを使わないための設定ではありません。確認する価値のある下書きに、時間を集中させるための設定です。
導入の成果は「確認から始められるか」で見る
確認したいのは、AIが何件動いたかだけではありません。開いたときに、必要な材料と使える下書きがそろっているかを見ます。
- 対象ルームを1つ決め、新着通知の購読を確認する。
- 過去の経緯と資料を含むテスト連絡で、下書きを見る。
- 質問の取りこぼし、古い条件の転記、誤分類がないか確認する。
- 修正した点を、会社の案内や運用ルールへ反映する。
- 結果が安定した仕事から、対象を広げる。
Dotsは継続する役割と、必要な確認の条件を指定できます。すべての過去会話を自動で共有するわけではないため、使う情報源を明確にします。OpenAIの仕事とコンテキストの説明
RenRakuのMCP連携はスタンダード以上です。料金やOpenAI側の条件を確認したうえで、自社の窓口と業務に合わせた流れを相談できます。
気になる疑問
すべての会話に下書きを作れますか?
対象ルームと動作ルールを設定します。返信不要の通知や社内作業中の会話などは除外し、返信が必要な連絡に絞る運用ができます。
職員が書いた下書きは消えますか?
公開中のDots連携方針では、既存の職員下書きを上書きせず、別の下書きとして残します。
添付や画像も返信に使えますか?
対応する添付・画像を確認する連携です。読めない資料や不明な内容は、確定せず確認へ回す条件を設けます。
タグが勝手に増え続けませんか?
登録済みの業務タグを使い、分類ルールを決めます。タグの種類を増やすこと自体を目的にせず、一覧で判断に役立つものへ絞ります。
返信を自動で送ることもできますか?
対象・動作ルールを決め、AI管理と接続画面で送信権限を明示許可した場合は対応できます。初期状態は下書きまでで、添付・CC・BCC付きの送信は画面から行います。
確認した公式情報
情報確認日:2026年10月4日。機能・料金・提供対象は変更される場合があります。本文の依頼文・会話・運用例は説明用です。AIの正確性、無停止・即時処理、導入効果を保証するものではありません。
DOTS GUIDE / 全4回
基本から、顧客対応の自動化へ。
Dotsの仕組み、接続方法、RenRakuでの使い方を順番に整理します。
- 01 / 公開中OpenAI Dotsとは?できることと使い方
通常のチャットとの違い、利用条件、最初に任せる仕事。
- 02 / 公開中DotsとMCP:業務ツールにつなぐ仕組み
接続許可・新着通知・業務ルールを分けて理解する。
- 03 / この記事RenRakuでメッセージ対応を自動化
会話・添付の読取から返信下書き、タグ整理へ。
- 04 / 公開中AIの自動返信:任せる範囲とルール
送信してよい定型対応と、確認が必要な相談を分ける。