RenRakuを提供する株式会社TechSyncが編集。実務の利用例・料金条件・導入導線を2026年9月20日に更新しました。

「未返信の連絡を整理して」「この会話の返信案を下書きに残して」。RenRakuがMCP連携に対応し、Claude CodeからRenRakuの情報を参照しながら、許可した範囲で仕事を進められるようになりました。メールやLINEのやりとりをAIへコピーし、結果をまた業務画面へ戻す。その行き来を減らすための新しい連携です。

MCP連携で変わるのは、AIと業務画面の行き来

これまでAIに返信案を考えてもらうときは、会話を探し、必要な内容をコピーし、できあがった文章を返信画面へ戻す作業がありました。MCP連携では、Claude CodeがRenRakuの会話・顧客・タスクを参照し、返信案を下書きとして残すところまでつなげられます。

MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部のデータ・ツールをつなぐための共通の仕組みです。Claude CodeもMCPによる外部ツールとの接続に対応しています。仕組みの詳細は、MCPの公式解説Claude Codeの公式ドキュメントで確認できます。

  1. 01Claude Codeへ依頼探したい情報・進めたい作業を伝える
  2. 02RenRakuを参照・更新接続時に許可した範囲で操作する
  3. 03RenRakuで確認下書きや対応状況を確認し、次の対応へ

ポイントは、AIとの会話だけで終わらず、返信の下書きや対応状況をRenRaku側に残せること。日々の顧客対応に必要な情報と、その後の作業をつなげます。

RenRakuのMCP連携で扱えること
操作対象・できること
閲覧・検索会話・顧客・タスクを参照する
下書きの保存返信案をRenRakuの下書きとして残す
許可した更新ステータス・要対応・タグ・タスクを変更する

要約や優先して確認する内容の整理は、取得した情報をClaudeが読み解く活用例です。RenRakuが常時自動で分類・監視する機能とは区別してご紹介します。

1. 未返信の連絡を探し、確認する順番を整理する

業務の始まりや担当交代の前に、「何から確認すればよいか」を整理したいときに使えます。会話を一つずつ開いて調べる前に、未返信の連絡と、その内容を確認するようClaude Codeへ依頼します。

未返信の会話を探して、相手が求めていることと、こちらで確認する必要があることを整理して。先に確認した方がよいものには、そう考えた理由も付けて。

「日程の返答が必要」「社内で確認してから答える」「相手から情報を受け取る必要がある」といった観点で整理を頼めます。理由と元の会話を見比べれば、担当者が次の行動を決めやすくなります。優先度の提案を、そのまま確定した対応順とみなす必要はありません。

こんなときに:朝の未返信チェック、窓口の担当交代、複数の問い合わせが重なったときの状況把握。

2. 顧客との経緯をまとめ、引き継ぎを準備する

別の担当者が対応を引き継ぐとき、必要なのは長い履歴の転記ではなく、「どこまで決まり、何が残っているか」です。顧客や会話の情報を参照し、引き継ぐ人が知りたい観点で要約を依頼できます。

この顧客の会話を確認して、「相談の目的」「確認済みのこと」「まだ決まっていないこと」「次に確認すること」の4つにまとめて。分からないことは推測で埋めず、未確認として分けて。

対象の顧客・会話を明確にして依頼し、要約を元の履歴と照合します。確認した要点を担当者が引き継ぎメモに残すと、次の人が長い履歴を読む前に、決定事項と残る仕事を把握できます。

こんなときに:営業から実務担当への引き継ぎ、受付のシフト交代、しばらく間が空いた顧客への対応再開。

3. 会話の流れを踏まえ、返信案を下書きに保存する

MCP連携では、Claude Codeに考えてもらった返信案を、RenRakuの下書きとして保存できます。AIの画面から文章をコピーし直すだけの使い方から、返信画面で仕上げる使い方へ進められます。

この会話の経緯を確認して、お問い合わせを受け付けたことと、確認後に回答することが伝わる返信案を作って。未確定の日程や金額は書かず、RenRakuに下書きとして保存して。

下書きを残したら、RenRakuの画面で宛先・内容・必要な情報を確認し、担当者が送信します。MCP経由では送信や削除は行えません。文章を考える段階と、お客様へ届ける段階を分けた使い方です。

こんなときに:確認待ちの一次返信、会話が長くなった相談への回答案、丁寧な表現に整えたい返信。

4. 要対応・ステータス・タグを、会話から更新する

内容を確認して「これは社内で調べる必要がある」と分かっても、対応状況の変更を忘れると、次に開いた人が見落とすことがあります。変更を許可した接続トークンであれば、Claude Codeから要対応・ステータス・タグを更新できます。

この会話を要対応にして。利用できるタグを確認し、社内確認が必要なことを示すタグがあれば、対象と変更内容を先に見せて。

対象の会話と、変えたい状態を具体的に伝えます。似た名前のタグがある場合や、複数の会話が該当する場合は、更新する対象を確認してから進めると運用をそろえやすくなります。完了・未完了の判断基準をチームで共有しておくことも大切です。

こんなときに:返信後にも社内確認が残る連絡の整理、問い合わせの分類、対応状況の更新。

5. タスクを確認し、残っている仕事を整理する

顧客への返信とは別に、確認・手配・社内調整などの仕事が残ることがあります。タスク機能を利用できる条件と必要な権限がそろっていれば、MCP連携でタスクを閲覧・検索し、許可された範囲で変更できます。

この顧客に関連するタスクを確認して、残っている作業を整理して。変更が必要なものは、対象のタスクと更新案を先に見せて。

まず一覧と内容を把握し、必要な変更を確認してから反映する流れです。会話を読んで終わりにせず、その後に残る仕事まで確認するために使えます。

こんなときに:案件を引き継ぐ前のタスク確認、顧客対応後の作業整理、対応状況の振り返り。

いつもの業務では、こんな場面に使える

業種が違っても、「経緯を確認する」「返信を準備する」「次の仕事を残す」という流れは共通しています。たとえば、次のような依頼から始められます。

業種ごとの活用例
業種MCP連携を使う場面
士業事務所顧客とのやりとりから、確認済み事項と未確認事項を整理する
EC・小売配送や返品に関する会話を確認し、確認待ちの返信案を下書きにする
クリニック受付の案内や日程相談の経緯を整理し、交代時の確認事項をまとめる
不動産物件の問い合わせや内見調整で、未確定の条件を整理する
スクール体験・振替の相談を確認し、受付から講師へ確認する事項をまとめる

これらは使い方の例であり、導入企業の実績ではありません。AIに業務判断を一任するのではなく、問い合わせの情報整理と、担当者が進める作業をつなぐ活用です。

朝の確認から返信準備まで、一つの依頼をつなぐ

まず未返信の会話を確認し、社内確認が必要なものを整理。次に一件を選び、経緯を踏まえた返信案を下書き保存します。担当者は元の会話と下書きをRenRaku上で照合し、確認してから送信します。これは日々の利用をイメージするための例です。

未返信の会話を探し、社内確認が必要なものを、対象の会話と理由を付けて整理してください。まず一覧を見せてください。その後、私が選んだ会話について、確認中であることを伝える返信案をRenRakuへ下書き保存してください。

単に文章を作るだけでなく、必要な会話を探し、作業の結果を業務画面へ戻せることがMCP連携の使いどころです。返信の準備を一件ずつ通すと、コピーして別画面へ貼る手順がどこで減るかを確認できます。

MCPはスタンダード・プレミアムで利用できます。まず閲覧から始め、下書き保存や更新に必要な操作を接続トークンで選びます。Claude側の契約・利用料金は別です。

使い始めるまでの4ステップ

  1. 管理者が「AI 連携(MCP)」を有効にする。RenRakuの設定で利用条件と連携内容を確認し、有効化します。
  2. 接続トークンの名前・使える範囲・有効期限を選ぶ。どのPCの接続か分かる名前を付け、閲覧だけか、下書き保存や更新も使うかを選びます。
  3. 表示された接続コマンドをClaude Codeに設定する。トークンを含むコマンドは発行時に確認し、共有資料やリポジトリには保存しないようにします。
  4. 必要な情報を参照できるか確認し、使う操作を広げる。最初は会話の検索・整理から始め、必要に応じて許可した下書き保存や更新を使います。

接続ごとに操作範囲と有効期限を設定でき、不要になったトークンは失効できます。管理者設定と接続権限をそろえれば、閲覧から下書き・更新へと使う範囲を選べます。

よくある質問

RenRaku内のAI返信機能とは何が違いますか?

RenRakuの画面内で使うAI機能に対し、MCP連携はClaude Code側からRenRakuの情報や操作を利用するための接続です。会話の参照から下書き保存まで、Claude Codeとのやりとりを起点に進められます。

Claudeが勝手に顧客へ返信するのですか?

いいえ。MCP経由の送信・削除には対応していません。保存した返信下書きは、RenRakuの画面で確認してから担当者が送信します。

閲覧だけに限定して使えますか?

はい。接続トークンで使える範囲を選択できます。情報の参照だけで始め、必要な操作を確認しながら利用範囲を決められます。

どのプランでMCP連携を使えますか?

スタンダード・プレミアムで利用できます。管理者設定と接続トークンの権限に応じて、会話の参照、下書き保存、状態更新などを選べます。Claude側の条件・料金は別です。

企画・制作:株式会社TechSync(RenRakuの開発・運営)。2026年9月20日時点のRenRaku設定画面・機能説明をもとに作成しています。依頼文は使い方を説明する例であり、実際の顧客情報は使用していません。RenRakuのMCP連携機能

料金・機能の確認:RenRaku公式(2026年9月20日)。本文の利用場面と手順は運用例です。