「今日は何時までですか」「駐車場はありますか」「初回は何を持っていけばいいですか」。LINE公式アカウントに届く質問の多くは、昨日も誰かに答えた内容ではないでしょうか。リッチメニューで減らせそうでも、何を載せるか、減ったことをどう確かめるかで手が止まりがちです。
リッチメニューに載せるのは「誰に聞かれても答えが同じ質問」だけです。営業時間・アクセス・料金・持ち物などの質問は、リンク先のページか応答メッセージで答えれば、月額固定費0円のプランのままでも減らせます。見積や日程の調整のように相手ごとに答えが変わる相談は、メニューでは減りません。「個別に相談」の入口を分けて置き、届いた相談は履歴と対応状況をチームで共有して受けます。
RenRakuを提供する株式会社TechSyncが編集しています。情報確認日:2026年9月27日
メニューに置くのは、何度も同じ答えを返す質問
メニューに置くのは、同じ答えを何度も返している質問です。そのため最初の作業は、画像づくりではなく質問の仕分けです。減らせる質問と減らせない質問を分けずにボタンを作ると、見た目は整っても届く質問は減りません。
直近1か月のチャットを遡り、届いた質問をお客様の言い回しのまま書き出します。それを次の4つの型に分けます。
| 質問の型 | 例 | 答えは相手で変わるか | 置き場所 |
|---|---|---|---|
| 固定の情報 | 営業時間、定休日、駐車場、料金、支払い方法、持ち物 | 変わらない | リッチメニューと応答メッセージで答える |
| 条件で分かれる情報 | 対応エリア、コースの種類、予約できる曜日 | 選んだ条件で決まる | メニューから条件別のページへ案内する |
| 個別の事情が前提 | 見積、日程の調整、変更やキャンセルの相談 | 相手ごとに変わる | 人が読んで返す。「個別に相談」の入口を置く |
| 過去のやり取りの続き | 「先日の件ですが」「前回と同じ内容で」 | 履歴を見ないと答えられない | 人が返す。履歴を残せる場所で受ける |
メニューで減らせるのは上の2行だけです。下の2行は、入口を分かりやすくするほど増えることさえあります。これまで黙って離れていた人が、「相談」のボタンから話しかけてくるからです。
「減らす質問」と「受ける相談」を先に分けておけば、効果を取り違えずに済みます。
候補に残すのは、同じ答えを2回以上送った質問だけです。1回しか来ていない質問までボタンにすると、本当に多い質問が埋もれます。書き出しに次の形の表を使えば、そのままメニューの設計図になります。
質問の棚卸しシート(説明用の例)
列:お客様の言い回し / 1か月の件数 / 答えは同じか / 答えの置き場所(ページ・応答文・人)
「今日何時まで?」「営業時間を教えて」 / 12件 / 同じ / 応答文
「駐車場ありますか」「車で行けますか」 / 7件 / 同じ / アクセスのページ
「初回は何を持っていけば?」 / 5件 / 同じ / 応答文
「◯日の予約を変えたい」 / 9件 / 相手ごと / 人(相談の入口)
言い回しを原文のまま残すのは、後で応答メッセージのキーワードに使うためです。件数は「毎週来る」「月に数回」程度の粗さで構いません。
ボタンの数・名前・並びを決める
ボタンは数を絞り、中身が分かる名前にして、多い質問ほど見つけやすい位置に並べます。
| 決めること | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| ボタンの数 | 2回以上来た質問の上位と、相談の入口1つ | 増やすほど1つずつが小さく、読みにくくなる |
| ボタン名 | 「予約の流れ」「駐車場・アクセス」のように中身を書く | 「情報」「こちら」では押す前に中身が分からない |
| 並び | 件数の多い質問ほど見つけやすい位置に置く | 多い質問を探させないことが、減らす効果に直結する |
| 相談の入口 | 1つだけ、対象を書いた名前にする | 「お問い合わせ」だけだと、メニューで答えられる質問まで届く |
| メニューバーの文言 | 「メニュー」より「よくある質問・予約」など中身を示す | 管理用のタイトルは利用者に見えず、見えるのはこの文言 |
画像の大きさも決めます。公式マニュアルに数値が示されているサイズは、大(2500×1686px)と小(2500×843px)です(全6パターン。2026年9月27日確認)。ボタンを多く並べたいなら大、トーク画面を広く残したいなら小が向いています。
業種によって載せる内容は変わります。次は説明用の構成例です。棚卸しの結果に合わせて入れ替えてください。
| 業種 | 答えを置くボタン | 相談の入口 |
|---|---|---|
| 美容室・サロン | 予約する/メニューと料金/アクセス・駐車場/初めての方へ/キャンセル規定 | 予約の変更・ご相談 |
| 学習塾・スクール | 体験授業の流れ/コースと月謝/時間割/教室の場所/欠席・振替の連絡方法 | 学習のご相談 |
| 通販・EC | 送料・お届け日数/返品・交換の条件/支払い方法/よくある質問/会員登録について | ご注文についてのご相談 |
| 士業の事務所 | 取扱業務と料金の目安/ご相談の流れ/必要な書類/事務所へのアクセス/面談の予約 | 個別のご相談 |
1つのボタンには1つの目的だけを持たせます。「料金・予約・アクセス」のように詰め込むと、押した先で結局探すことになります。後で設定する「アクションラベル」は、OSの音声読み上げに使われます。ボタンと同じ内容を書いておきます。
作成したら、スマホで行き先まで確認する
作成はLINE Official Account Managerから行います。保存したら、公開前にスタッフのスマホで、すべてのボタンの行き先まで確かめます。作成の手順は、公式マニュアル「リッチメニューを作成する」(2025年7月29日更新)に沿うと次のとおりです。
- 「トークルーム管理」>「リッチメニュー」を開き、画面右上の「作成」をクリックします。
- 管理用のタイトルと表示期間を入れます。タイトルは利用者には表示されません。「2026年秋・通常版」のように、社内で区別しやすい名前にします。
- テンプレートを選びます。ここで選ぶのはデザインではなく、画像の上に乗る「リンク領域」の分け方です。
- 画像をアップロードします。形式はJPG・JPEG・PNG、容量は1MB以下です。区切り線やアイコン、ボタン名は画像の中に描き込みます。
- エリアごとにアクションを設定します。主なアクションはリンク(URL)・テキスト・クーポン・ショップカードです。すべてのエリアを「アクションなし」にはできません。URLとクーポンを選んだエリアは、アクションラベル(最大20文字)の入力も必須です。
- メニューバーの文言と、トークルームを開いたときにメニューを自動で開くかを設定し、保存します。
つまずきやすい4つの仕様
| 仕様 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| パソコン版LINE・Chrome版LINEでは表示されない | パソコンから連絡してくる人にはメニューが見えない | あいさつメッセージや応答文でも、同じ案内のページを伝える |
| 保存しても、利用者の画面に表示されるまで時間がかかる | 切り替えた直後に古いメニューのままの人がいる | 切り替える日時が決まっているなら、表示期間を設定して予約しておく |
| コピーして作ると、表示期間が予約中・公開中のものと重なった場合に保存できない | 季節版を作ろうとして保存で止まる | 期間をずらすか、下書きとして保存する |
| テンプレートはリンク領域の分割で、画像とは別に重なる | 画像の区切りとタップ範囲がずれ、隣のボタンが反応する | テンプレートの分割に合わせて画像を作り、端末で境目を押して確かめる |
公開前にスマホで確かめること
- スタッフの端末で友だち追加し、すべてのボタンを1回ずつ押したか
- 押した先のページがスマホで読めるか。古い営業時間や料金が残っていないか
- テキストのボタンで、営業時間内と時間外の両方で応答メッセージが返るか
- 相談の入口を押したとき、何を送ればよいかと返信の目安が伝わるか
タップで定型文を送ってもらい、応答メッセージで答える
案内するページが無い情報や、ページを開いてもらうほどの分量ではない情報には、アクションの「テキスト」を使います。ボタンを押すと、決めておいた文面をお客様自身が送った形になります。その文面に、応答メッセージで答えます。LINEヤフーの公式コラムでも、メニューから送られる「営業時間は?」に応答メッセージで答える設定が例として紹介されています。
キーワード応答が送信されるのは、設定したキーワードと完全一致するメッセージを受信したときです(公式マニュアル「応答メッセージ」、2025年8月27日更新)。「営業時間」と登録しても、お客様が「営業時間を教えてください」と打てば一致しません。ボタンで送る文字列をこちらで固定すれば、言い回しのゆれに左右されずに答えを返せます。
とはいえ、全員がボタンを押すわけではありません。1つの応答メッセージには、キーワードを51個まで設定できます。棚卸しシートに残したお客様の言い回しも登録しておきます。
ボタン・送信テキスト・応答文の対応表(説明用の例)
ボタン:営業時間
送信されるテキスト:営業時間
追加するキーワード:営業時間は?/何時まで/何時から/今日やってますか
応答文:営業時間は10時〜19時(最終受付18時)です。定休日は毎週火曜日です。臨時休業がある場合は、このトークでお知らせします。
ボタン:初めての方へ
送信されるテキスト:初めての方へ
追加するキーワード:持ち物/初回/はじめて
応答文:初回は【持ち物】をお持ちください。所要時間は【60分】ほどです。ご予約の流れは次のページでご確認いただけます。【予約の流れのURL】
どの応答が返るかの優先順位
応答メッセージが複数あるとき、どれが返るかは公式マニュアルで次の順に示されています。
- キーワードが完全一致すれば、キーワード応答が返ります。
- 一致しない場合は一律応答に回り、期間を指定したもの、毎日の時間を指定したもの、スケジュールを設定していないものの順に選ばれます。
- 同じ条件の一律応答が複数あると、その中からランダムに1つが選ばれます。
一律応答は、キーワードに当たらなかったメッセージの受け皿です。公式マニュアルのとおり、内容に関わらずすべてのメッセージに返ります。営業時間中も返る設定だと、担当者とやり取りしている最中のメッセージにも、毎回同じ文面が割り込みます。そのため、「翌営業日に担当者が返信します」のような受付の文面は、次のどちらかで運用します。
- 毎日の時間を指定するスケジュールで、営業時間外だけに絞る
- 一律応答は置かず、キーワード応答だけで運用する
同じ条件の一律応答は、ランダムに選ばれないよう1つに絞ります。
「応答設定」が合っていないと返らない
応答メッセージを作っても、「設定」>「応答設定」で応答メッセージを使う設定になっていなければ返りません。公式マニュアル「応答設定」(2026年3月25日更新)によると、チャットがオンの場合でも、応答時間の機能を使えば応答メッセージを利用できます。
応答方法は、応答時間内と時間外で分けて選べます。時間内を「手動チャット」だけにしていると、営業時間中はボタンを押しても自動の答えが返りません。時間内も「手動チャット+応答メッセージ」のように、応答メッセージを含む組み合わせを選びます。営業時間内外の組み合わせ方は、LINE公式アカウントの応答設定で詳しく扱っています。
動かないときにまず疑うのは、送信テキストとキーワードの1文字違いです。全角と半角、「?」の有無、末尾のスペースで一致しなくなります。キーワードは手で打たず、アクションに入れた送信テキストをコピーして貼り付けると防げます。
「個別に相談」の先と、友だち追加直後の案内
相談の入口にもテキストのアクションを設定し、送ってほしい項目と返信の目安を応答メッセージで伝えます。入口を押してもトーク画面が開くだけでは、お客様は何を書けばよいか迷います。「予約について聞きたいです」の一言だけが届き、聞き返す往復が増えます。項目を先に伝えておけば、最初のメッセージで必要な情報がそろいやすくなります。
相談の入口に返す応答文(説明用の例)
ご相談ありがとうございます。担当者が内容を確認し、このトークで返信いたします。お手数ですが、次の3点をお送りください。
1. お名前
2. ご希望の日時(候補を2つほど)
3. ご相談の内容(分かる範囲で構いません)
営業時間外にいただいたご相談は、翌営業日の12時までに返信いたします。
返信の目安は、実際に守れる時刻を書きます。自動の返事で約束した以上、その時刻までに人が返す体制が要ります。
メニューの使い方は、友だち追加の直後に1回だけ伝える
リッチメニューはトーク画面に常設されるため、更新しても利用者に通知は届きません。新しく友だちになった人には、友だち追加のときに送られるあいさつメッセージで、メニューの使い方を伝えておきます。
公式マニュアル「あいさつメッセージを設定する」で押さえておく点は次のとおりです。
- 吹き出しは最大5つまでです。
- 「はじめて友だち追加されたときにのみ送信する」を選べば、ブロックを解除した人に同じ文面を送り直さずに済みます。ただし、初回かどうかが正しく判定されない場合がある、との注記があります。
- 設定を変えても、送信済みのメッセージは変わりません。
- あいさつメッセージは、メッセージ通数に数えられません。
あいさつメッセージの例(説明用)
友だち追加ありがとうございます。画面下のメニューから、営業時間・料金・アクセス・ご予約の流れをすぐにご確認いただけます。メニューにないご相談は「個別に相談」を押すか、このトークにそのままお送りください。担当者が営業時間内に返信いたします。
宣伝より使い方を優先し、短く収めます。すでに友だちの人に変更を知らせたいときは、メッセージ配信を使います。配信は通数に数えられるので、大きく作り替えたときに絞ります。
個別相談になったら、RenRakuでチームへ渡す
残った個別相談は、履歴と対応状況をチームで共有できる場所で受けます。メニューを整えても、相手ごとに答えが違い、社内の確認が要る相談は残るからです。複数人で受けると、読んだだけで誰かが返した気になったり、誰が返すのか決まらず止まったりしがちです。
RenRakuは、LINE公式アカウントとメールの問い合わせを1つの受信箱にまとめ、チームで同じ履歴を見ながら対応するためのクラウドです。
| 起きがちなこと | RenRakuでの受け方 | プラン |
|---|---|---|
| 読んだだけで止まる | 状態は未読・未返信・返信済の3つ。開くと未読から未返信に進み、返信を送るまで返信済にならない。LINEへの送信が失敗したら返信済にしない | 全プラン |
| 返信後も社内の確認が残る | 要対応の印を手で付ける。返信しても自動では外れない | 全プラン |
| 誰が見ているか分からない | 最後に開いた人・最後に返信した人が自動で記録され、一覧に出る。同じ問い合わせを開いている人もリアルタイムに見える。ほかの人が返信中なら、送信は止まる(設定で「使わない」も選べる) | 全プラン(送信が止まるのはスタンダード以上) |
| 誰が返すか決まらない | やりとりごとに担当者を1人決める。担当になった人に通知が届き、一覧に名前が出る | スタンダード以上 |
| 相談の種類を分けたい | カラータグを手で付ける(自動では付かない) | 全プラン |
| 同じ説明を毎回書く | 定型文を会社全体で共有し、カテゴリで絞り込んで挿入する | 全プラン |
| 社内の申し送り | 問い合わせごとのメモ(ライトは閲覧のみ) | スタンダード以上 |
| 返信後の作業を頼む | タスクに担当者と期限を設定し、期限の48時間前と24時間前に画面内で通知。問い合わせには紐づかないので、どの相談の件かをタスク名に書く | スタンダード以上 |
相談の入口の応答文に、送ってほしい3項目を書いておけば、お客様の返事は未読として受信箱に届きます。受け取った人は定型文で受付の返事を送り、確認が要るものに要対応の印を付けます。
定型文に顧客名を自動で差し込む仕組みは無いため、宛名は手で入れます。定型文の使い勝手の違いは、問い合わせの定型文・テンプレート機能を比較で整理しています。
併用の前に確かめたいこと:テキストのアクションで送られる文字列は、お客様が送ったメッセージとして扱われます。そのため外部の受信箱につなぐと、メニューのタップも1件の会話として届く場合があります。応答メッセージで答えが済み、対応の要らないものは、一覧の「…」から返信済みに変更できます。試用期間中に自分の端末でボタンを押し、受信箱での並び方を確かめてください。
料金(税抜)は、ライトが月1,480円(1名)、スタンダードが月2,980円(3名込み)、プレミアムが月4,980円(10名込み)です。スタンダード以上は、1名あたり月500円で利用者を追加できます。14日間の無料トライアル中は、契約プランに関係なくプレミアムと同じ機能で試せます。
状態の付け替え方は問い合わせのステータス管理、LINE側の権限の分け方はLINE公式アカウントを複数人で運用する方法で扱っています。
LINE公式アカウントとRenRakuの役割分担
RenRakuには、自動応答や一斉配信、分析レポートの機能はありません。そのため役割は次のように分けます。
- LINE公式アカウント側:応答メッセージ、友だちへの配信、メニューの効果測定
- RenRaku側:残った相談を受けて返すところ。RenRakuから送ったLINE返信は、月間メッセージ通数に数えられます。コミュニケーションプランでは、月200通を超えるとそれ以上送れません(残りはRenRakuの画面で確認できます)。
プレミアム限定のアンケートも、リッチメニューに置く「誰でも開ける公開フォーム」にはなりません。顧客を指定して、顧客ごとに1本のURLを発行する仕組みだからです。聞き取る項目が多い相手に、会話の中で送る使い方になります。
見直すのは、タップ数と質問の中身
公開したら、ボタンのクリック数と、チャットに届く同じ質問の件数を組み合わせて効果を判断します。クリック数は、LINE公式アカウントの分析画面で確かめます(公式マニュアル「分析 - リッチメニュー」、2025年8月27日更新)。
分析画面では、エリアごとのインプレッション・インプレッションユーザー・クリック・クリックユーザー・クリック率を確認できます。期間を指定して、CSVでダウンロードもできます(期間の初期値は30日間)。ただし、次の制約があります。
- 指定期間にクリックした人数が20人未満の場合、数値は表示されません。
- すべて推定値のため、実際の数値と1%前後の差が生じる場合があります。
- Messaging APIで設定したリッチメニューの統計情報は表示されません。
友だちが少ないうちは数字が出ない前提で、チャットに届く同じ質問の件数を数えるのが確実です。棚卸しシートの型ごとに、公開前の1か月と公開後の1か月を並べます。
| クリック | 同じ質問 | 読み取れること | 次の手 |
|---|---|---|---|
| 多い | 減った | 答えが届いている | そのまま続ける |
| 多い | 減らない | 押されているが、答えが足りない | リンク先や応答文に、続けて聞かれている内容を足す |
| 少ない | 来ない | もともと少ない質問で、問題も起きていない | 残してよい。クリック数だけで外さない |
| 少ない | 来る | ボタンが見つからない、名前で中身が伝わらない | ボタン名や位置を変える。あいさつメッセージで案内する |
相談の入口から届く内容に同じ質問が何度も混ざっていたら、それはメニューに移せる候補です。RenRakuを使っているなら、届いた相談に「駐車場」「キャンセル」のようなカラータグを手で付けておきます。見直しのときに横断検索の種別を「タグ」にすれば、本文を読み返さずに拾い直せます。
2週間で形にする進め方
画像のデザインは、応答文とリンク先が決まってから作ります。
- 1日目:直近1か月の質問を書き出し、2回以上来たものを4つの型に分ける。
- 2〜3日目:ボタン名より先に、応答文とリンク先を書く。文面が決まらない項目はまだボタンにしない。
- 4日目:応答メッセージとキーワードを登録し、応答設定を合わせる。
- 5〜6日目:テンプレートの分割に合わせて画像を作り、アクションとアクションラベルを割り当てる。
- 7日目:あいさつメッセージを整え、スタッフの端末で試して公開する。相談を誰が受けるかもここで決める。
- 14日目以降:質問を数え直し、残った質問の答えを足す。
よくある失敗と避け方
| 失敗 | 起きること | 避け方 |
|---|---|---|
| 相談の入口を外部のフォームのURLにする | 相談がトークとは別の場所に届き、同じお客様とのやり取りが2か所に分かれる | 入口はテキストのアクションにして、LINEのトークで受ける |
| 料金や営業時間の変更を反映し忘れる | 古い答えが自動で返り続ける | 料金・営業時間を変える手順に「リンク先と応答文の更新」を入れる |
| ボタン名を後から変え、キーワードを直し忘れる | ボタンを押しても応答が返らなくなる | 送信テキストとキーワードを一緒に直し、端末で押して確かめる |
気になる疑問
リッチメニューは無料のコミュニケーションプランでも使えますか?
使えます。公式の料金プランページによると、料金プランによって利用できる機能に差はありません(2026年9月27日確認)。プランで異なるのは、無料で配信できるメッセージ数と、追加メッセージを配信できるかどうかです。応答メッセージとあいさつメッセージは、メッセージ通数の対象外です。そのため、リッチメニューと応答メッセージで同じ質問に答える仕組みは、月額固定費0円のまま作れます。
キーワード応答は、言葉が一部でも含まれていれば返信されますか?
返信されません。公式マニュアルでは、設定したキーワードと完全一致するメッセージを受信したときに送信される、と説明されています。「営業時間」と登録しても、「営業時間を教えてください」とは一致しません。リッチメニューのテキストのアクションで送る文字列を固定し、よく使われる言い回しもキーワードに追加しておくのが実用的です。
リッチメニューを保存したのに、スマホの表示が変わりません。
反映まで時間がかかることがあります。公式マニュアルによると、サーバー処理の都合で、利用者の画面に表示されるまで時間がかかります。その長さは、混雑状況や友だちの人数で異なります。切り替えたい日時が決まっているなら、表示期間を設定して前もって予約しておきます。なお、パソコン版LINEとChrome版LINEには、リッチメニューが表示されません。
どのボタンが押されているかは確認できますか?
分析画面で、エリアごとのインプレッションやクリック、クリック率を確認でき、CSVでも書き出せます。ただし、指定期間にクリックした人数が20人未満だと数値は表示されず、表示される値も推定値です。友だちが少ないうちは、チャットに届く同じ質問の件数を数えて判断してください。
リッチメニューだけで対応漏れは解消しますか?
解消しません。メニューが減らすのは、同じ答えで済む質問です。個別の相談を誰が受け、どこまで進んだかは、別に管理する必要があります。RenRakuでは、LINEとメールの相談を1つの受信箱で受けられます。未読・未返信・返信済の状態と、最後に開いた人・最後に返信した人を、チームで確認できます。
確認した公式情報
情報確認日:2026年9月27日。料金・機能・利用条件の最新情報は各公式ページでご確認ください。本文のメニュー構成・例文・運用手順は説明用の例です。