メールワイズの料金で最初に確認すべきは「600円」ではなく「5ユーザー」
info@ に届く問い合わせを2〜3人で見ている会社が、メール共有ツールを探し始めて最初に出会う数字が「1ユーザー月額600円」です。サイボウズが提供しているという安心感もあり、ここで検討がほぼ決まりかけることがあります。ところが料金ページをもう少し下まで読むと、条件がもう1行あります。「5人からご契約いただけます」という記載です。
この1行が意味するのは、実際に使う人数が2人でも3人でも、支払うのは5ユーザー分だということです。スタンダードコースなら600円×5ユーザーで月額3,000円(税抜)が実質の下限になります。単価の600円と、支払う3,000円は別の数字です。
本記事では、2026年8月24日に確認したメールワイズ クラウド版の公式料金ページの記載をもとに、少人数の会社が実際にいくら払うことになるのかを人数別に並べます。あわせて、メールワイズが得意な領域と、そうでない領域も切り分けます。金額だけで見ると2〜3名の帯はほぼ横並びになるため、判断は結局のところ機能側に移るからです。単価表記の読み方そのものは共有メールボックスとは何かや問い合わせ管理システムの選び方でも整理しています。
この記事で分かること — メールワイズの現行料金(税抜)と最低契約ユーザー数、2〜10名での実際の月額総額、1名あたり単価の推移、扱えるチャネルの範囲、そして「人数の縛りがある製品」と「無い製品」で総額がどこから逆転するか。
目次
メールワイズの料金体系 — 2コースと初期費用・契約期間
メールワイズ クラウド版は、サイボウズ株式会社が提供するメール共有・顧客対応ツールです。2026年8月24日に確認した公式料金ページでは、コースは2つ、価格はいずれも税抜表記(ページ上に「税抜き価格です」と明記)です。
| 項目 | スタンダードコース | プレミアムコース |
|---|---|---|
| 月額(1ユーザー) | 600円 | 1,800円 |
| 年額(1ユーザー) | 7,200円 | 21,600円 |
| 登録できるメールアドレス数 | 10個まで | 11個以上 |
| メールアプリケーション数 | 1個 | 20個 × 5 |
| ストレージ | 5GB × ユーザー数(仕様表では両コース共通の1行) | |
共通条件として、初期費用は0円、契約期間は1ヶ月からと記載されています。加えて、30日間の無料お試しが用意されており、全機能を利用できるとされています。オプションは、セキュアアクセスが1ユーザーあたり月額250円・年額3,000円、ディスク増設が10GB単位で月額1,000円・年額12,000円です(いずれも税抜)。
ここで押さえておきたいのが、初期費用0円・1ヶ月契約・30日間の無料お試しという導入条件の軽さです。半年契約や1年契約の前払いを求める製品もあるなかで、月単位で始められて試用期間が30日あるのは、少人数の会社にとって素直に扱いやすい条件です。この点はメールワイズの明確な強みとして先に書いておきます。
注意点は、年額が月額の12倍ちょうど(600×12=7,200、1,800×12=21,600)である点です。年払いにしても割引率は付いていない計算になるため、「年払いで安くなるから年契約」という判断材料にはなりません。月額と年額の関係は製品ごとにまちまちなので、比較表を作るときは必ず同じ支払い単位に揃えて並べます。
最低5ユーザーという条件が総額に効く仕組み
公式料金ページには「5人からご契約いただけます」、トップページには「1ユーザー月額600円で、5ユーザーからご利用できます」と記載されています。つまり契約単位の下限が5ユーザーに固定されている製品です。
この条件が効くのは、実際の利用人数が5人を下回るときだけです。5人以上で使うなら、単価600円がそのまま総額に反映されるので、最低ユーザー数は事実上どこにも現れません。逆に1〜4人の会社にとっては、使わない席の分まで支払う構造になります。
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1名
3,000円(税抜)/利用者1人あたり3,000円 単価600円に対して実効単価は5倍。1人で使うにはもっとも割高な帯になる
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2名
3,000円(税抜)/利用者1人あたり1,500円 3席分が空いた状態。2〜3人の会社がまさにここに当たる
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3名
3,000円(税抜)/利用者1人あたり1,000円 2席分の余り。人を増やす予定があるなら、この余りは前払いの先行投資と読める
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5名
3,000円(税抜)/利用者1人あたり600円 ここで単価表記と実効単価が一致する。5名到達が損益の目安になる
読み方としては、5ユーザーぶんの3,000円を「基本料金」と捉え直すのが実務的です。「1ユーザー600円」ではなく「基本料金3,000円で5席まで、6席目から600円ずつ」と書き換えると、他社の定額プランと同じ土俵に並びます。少人数のツール比較で総額がずれる原因はほぼここにあります。
なお、5ユーザーを超えたあとの扱いは同じ料金ページの「ご契約中の変更について」に記載があります。月額サービスの場合、ユーザー数の変更を申し込むと翌月分から変更後の月額料金が適用され、追加は申し込み受領時から、減員は翌月1日から反映されると明記されています(追加した月に減らすことはできません)。年額サービスの場合は、追加ユーザー数の月額ライセンス料金を残り月数分購入する形で、減員は更新タイミングのみです。単価が1ユーザーあたりで示されているため6ユーザーなら3,600円という計算になりますが、増減が反映される月が決まっている点は見積もりの前に押さえておいてください。
人数別の月額総額と1名あたり単価
ここからは、最低契約人数の縛りが無い製品と並べて総額の動きを見ます。比較対象には当社が提供しているRenRakuを使います。RenRakuは人数の上限で区切った定額制で、ライト月額1,480円(1名専用)、スタンダード月額2,980円(3名まで)、プレミアム月額4,980円(10名まで)、いずれも税抜です。スタンダード以上ならユーザーを1名につき月500円(税抜)で追加できます。
この2製品は課金の形が違います。メールワイズは「下限5席つきの人数課金」、RenRakuは「上限つきの定額」です。形が違うものを並べると、どこで逆転するかが見えます。
| 利用人数 | メールワイズ スタンダード(税抜) | RenRaku 最安構成(税抜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1名 | 3,000円(5ユーザー分) | ライト 1,480円 | RenRaku −1,520円 |
| 2名 | 3,000円(5ユーザー分) | スタンダード 2,980円 | RenRaku −20円 |
| 3名 | 3,000円(5ユーザー分) | スタンダード 2,980円 | RenRaku −20円 |
| 4名 | 3,000円(5ユーザー分) | スタンダード+1名 3,480円 | メールワイズ −480円 |
| 5名 | 3,000円 | スタンダード+2名 3,980円 | メールワイズ −980円 |
| 6名 | 3,600円 ※ | スタンダード+3名 4,480円 | メールワイズ −880円 |
| 8名 | 4,800円 ※ | プレミアム 4,980円 | メールワイズ −180円 |
| 10名 | 6,000円 ※ | プレミアム 4,980円 | RenRaku −1,020円 |
※印は「月額600円/1ユーザー」という単価表記をそのまま掛けた計算値です。ユーザー数を増減したときに反映されるタイミング(月額サービスなら翌月分から)は料金ページの「ご契約中の変更について」に記載がありますが、実際の請求額は見積もりで確認してください。
この表から読み取れることは3つです。
- 1名運用ならRenRakuが明確に安い — 1,480円と3,000円で倍以上の差がつきます。メールワイズの下限5席が、1人には重く効きます
- 2〜3名は事実上の同額 — 3,000円と2,980円の差は月20円です。この帯では金額を判断材料にしても意味がありません。決め手は機能側に移ります
- 4〜8名はメールワイズが安い局面 — 5席を使い切ったあとの600円という単価は、人数課金としてかなり低い水準です。RenRakuのユーザー追加が1名500円なので、席が埋まるほど差は縮まりますが、優位なのは8名までです
9名以降でRenRakuが下回るのは、プレミアムが10名までの定額(4,980円)だからです(9名ならメールワイズ5,400円に対しRenRaku 4,980円)。定額制は上限に近づくほど1名あたり単価が下がり、人数課金は人数に比例して増えるという、それぞれの課金モデルの性質がそのまま出ています。1名あたりに直すと、10名時点でメールワイズが600円、RenRakuプレミアムが498円です。
見積もりを並べるときに揃えるべきなのは、単価ではなく(1) 最低契約人数 (2) 実際に使う人数での総額 (3) 1名増やしたときの増加額 (4) 税抜か税込かの4点です。単価だけを並べた比較表は、最低契約人数のある製品を実際より安く見せます。
扱えるチャネルの範囲 — メール・電話履歴・訪問履歴
金額が拮抗する2〜3名の帯では、機能の範囲が判断を決めます。まずチャネルから確認します。
2026年8月24日時点の公式サイトで、メールワイズが一元管理の対象として挙げているのはメール・電話履歴・訪問履歴です。メールで届いた問い合わせに加え、電話で受けた内容や訪問時のやりとりを同じ顧客の履歴として残す設計になっています。営業訪問や電話が主要な接点になっている会社にとっては、この3つが揃っていることが実務に効きます。
一方で、LINE公式アカウント連携についての記載は公式サイト上に見当たりませんでした。メールワイズはメールを中心に据えた製品であり、LINEに届いた問い合わせを同じ受信箱で扱う用途は想定の外にあると読めます。ここは「機能が劣る」という話ではなく、製品の設計範囲の違いです。
そのため、判断は自社の問い合わせ経路の実態に依存します。
- ✓問い合わせがほぼメールと電話
メールワイズの範囲で足ります。LINE連携の有無は検討項目から外れます - ✓LINEにも問い合わせが来ているが、担当が1人で完結している
まずはLINE公式アカウントの標準機能で足りるか確認します。タグや履歴保存期間が上限に当たっているなら、チャットProオプション(月額3,000円・税別)で解決する範囲かもしれません - ✓同じ顧客がLINEとメールの両方から連絡してくる
ここが分岐点です。2つの画面を行き来する運用が発生するため、統合受信を明記している製品を検討対象に入れます
2番目のケースを飛ばして外部ツールの検討に進むのは、順番として遠回りになります。LINEの中だけで完結している問題なら、LINE側の有料オプションが最短距離です。複数人でLINEを回す運用そのものはLINE公式アカウントを複数人で運用する方法で整理しています。
メールワイズが向いているケース
比較記事だからといって、相手の弱点だけを並べても選定の役には立ちません。メールワイズを選んだほうがよい条件を先に挙げます。
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01
対応状況を数字で把握したい 公式サイトには集計レポートが機能として挙げられています。件数の推移や対応の偏りを数字で見たい場合、この機能があること自体が選定理由になります
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02
すでにkintoneを使っている 公式にkintone連携が挙げられています。同じサイボウズ製品どうしで顧客情報を扱っている環境なら、接続の見通しが立てやすくなります
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03
一斉送信を使いたい 公式に一斉送信が挙げられています。案内メールをまとめて送る運用があるなら、問い合わせ対応と同じツールで完結します
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04
5名以上でメール中心に運用する 5席を使い切れば実効単価は600円まで下がります。人数課金としては低い水準で、メールと電話が主戦場なら費用対効果は高くなります
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05
複数の窓口アドレスを分けて運用したい スタンダードで10個までのメールアドレスを登録できます。info@・support@・recruit@ のように窓口が分かれている会社でも1契約で収まります
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06
じっくり試してから決めたい 30日間・全機能の無料お試しが用意されています。繁忙期を1周させて判断できる長さで、7日や14日の試用より検証の精度は上がります
逆に、最低5ユーザーという条件が重くのしかかるのは、当面1〜3人で、LINEにも問い合わせが来ていて、集計レポートまでは要らないという会社です。この条件に当てはまるなら、支払う3,000円のうち相当部分が使われない席と使わない機能に向くことになります。
使う人数のぶんだけ払う、という選び方
RenRakuは、LINE公式アカウントとメールに届く問い合わせを1画面に集約する顧客対応ツールです。最低契約人数の縛りが無く、1名ならライト月額1,480円、3名で分担するならスタンダード月額2,980円(いずれも税抜)から始められます。LINE公式アカウント1つとメール1つの統合受信、チャット形式のメール返信、カラータグと未返信ステータス、顧客カードはライトから使えます。14日間無料・カード登録不要。
> RenRaku を見る最低契約人数は他社にもある — 横並びで見る
最低契約人数はメールワイズ固有の条件ではありません。少人数の会社が見積もりで戸惑う原因になりやすいので、代表的な製品の条件を並べておきます。いずれも2026年8月24日に各社公式ページで確認した内容です。
| 製品 | 最低契約人数 | 公表されている価格 | 税の表記 |
|---|---|---|---|
| メールワイズ(スタンダード) | 5ユーザーから | 1ユーザー 月額600円 | 税抜と明記 |
| yaritori | 2人から | 1ユーザー 月額1,980円〜(下限のみ公表) | ページ上に記載なし |
| kintone(ライト/スタンダード) | 10ユーザーから | 1ユーザー 月額1,000円/1,800円 | 税抜 |
| kintone(ワイド) | 1,000ユーザーから | 1ユーザー 月額3,000円 | 税抜 |
| RenRaku | 縛りなし(ライトは1名専用) | 1,480円/2,980円/4,980円の定額 | 税抜 |
並べると性格の違いが出ます。yaritoriは最低2人と敷居が低く、初期費用0円・最低契約期間なしという条件も軽い一方、プラン別の価格はサイト上で公開されておらず「1,980円〜」という下限だけが示されています。総額を出すには資料請求か問い合わせが必要です。kintoneはライトとスタンダードが10ユーザーからで、少人数の会社にとっては最低契約人数が最も重い部類に入ります。
ここで確認しておきたいのは、最低契約人数の存在それ自体は欠点ではないということです。5席をまとめて売ることで単価を600円まで下げられているとも読めます。5名以上で使う会社にとっては、むしろ有利に働く設計です。問題になるのは、単価だけを見て自社の人数に当てはめてしまったときだけです。
人数の縛りが無い側の選択肢と、その限界
RenRakuは、LINE公式アカウントとメールに届く問い合わせを1つの画面に集約する顧客対応ツールです。最低契約人数の設定はなく、料金は人数の上限で区切った定額制です(すべて税抜)。
| プラン | 月額 | ユーザー数 | ストレージ | AI返信ドラフト |
|---|---|---|---|---|
| ライト | 1,480円 | 1名(追加不可) | 10GB | 月100回 |
| スタンダード | 2,980円 | 3名まで | 50GB | 月300回 |
| プレミアム | 4,980円 | 10名まで | 200GB | 月1,000回 |
ユーザーの追加はスタンダードとプレミアムで1名につき月500円(税抜)です。ライトは1名専用のため追加できません。AI返信ドラフトの回数を足す場合は300回ごとに月500円(税抜)で、こちらは全プランで可能です。同じ500円でも中身が違うので、見積もりを作るときは項目名まで確認してください。
機能の帰属も整理しておきます。LINE公式アカウント1つとメール1つの統合受信、チャット形式のメール返信、カラータグとオリジナルタグ、キーワードによるタグの自動付与、未返信・要対応ステータス、顧客カードとメモ、電話番号やメールとLINEアカウントを紐付ける履歴の名寄せ、定型文テンプレート、横断検索、AI返信ドラフトは、ライト(1,480円)から使えます。
複数人で分担するための機能——ルーム振り分け、担当アサインと引き継ぎメモ、タスク管理と多段階チェック、アンケート、ナレッジ共有のRenRakuノート、Google Drive/Dropboxの共有リンク、従業員チャット、権限・部署の管理——はスタンダード(2,980円・3名まで)以上です。入力フォームの作成と、メール・LINEアカウントの追加連携はプレミアム(4,980円・10名まで)限定になります。
不利な点も明記します。RenRakuには、対応件数の集計や滞留時間・初回返信時間を測るレポート・分析機能がありません。自動応答、一斉配信、期日リマインドの機能もありません。つまり「今月の問い合わせが何件で、返信までに平均どれくらいかかっているか」を数字で出したい要件は、RenRakuでは満たせません。その要件があるなら、集計レポートを備えているメールワイズを選ぶのが正解です。
契約条件の面では、RenRakuはプラン変更・解約がいつでも可能で違約金がなく、解約後30日間はデータをエクスポートできます。試用は14日間・クレジットカード登録不要です。試用期間の長さそのものはメールワイズの30日間が上回るので、じっくり検証したい会社にはそちらが向きます。窓口が個人の端末や個人アカウントに張りついていく構造の話は顧客対応が特定の担当者に依存する原因で扱っています。
判断の分かれ目 — 3つの問い
ここまでの内容を、実際に選ぶ順番に組み替えます。金額差が月20円しかない帯があるので、金額から入らないほうが早く決まります。
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Q1
問い合わせはどこから来ているか メールと電話だけならメールワイズの範囲で足ります。同じ顧客がLINEとメールの両方から連絡してくるなら、統合受信を明記している製品に絞ります。LINEだけで完結しているなら、まずLINE公式アカウント側の有料オプション(チャットProオプション・月額3,000円・税別)で足りるかを先に検討します
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Q2
対応状況を数字で見る必要があるか 件数や対応の偏りを集計したいなら、集計レポートのあるメールワイズです。RenRakuにレポート・分析機能はありません。逆に「未返信がどれか一目で分かればいい」という段階なら、ステータス表示だけで用は足ります
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Q3
1年後の人数を何人と見ているか 5名以上に増える見込みがあるなら、メールワイズの5席は先行投資として説明がつきます。当面1〜3人のままなら、使わない席の分を毎月払い続けることになります
この3問のうち、金額が判断に効くのは実質的にQ3だけです。2〜3名の帯では月20円しか差がつかないため、Q1とQ2で決まらなければ、どちらを選んでも費用面での失敗にはなりません。であれば、無料お試し(メールワイズ30日間/RenRaku 14日間)で実際の問い合わせを流し、画面の使い勝手で決めるのが妥当です。
最後にひとつ、比較表を作るときの注意です。今回並べた金額はすべて税抜で揃えています。製品によって税抜表記・税込表記・記載なしが混在するため、1つでも税込の製品が混ざると比較表は崩れます。yaritoriのように税の別が記載されていない製品もあるので、見積もりを取る段階で必ず確認してください。
LINEとメールを同じ受信箱に入れて、人数のぶんだけ払う
RenRakuは最低契約人数の縛りが無く、1名運用ならライト月額1,480円、3名までならスタンダード月額2,980円、10名までならプレミアム月額4,980円(すべて税抜)の定額です。ユーザー追加はスタンダード以上で1名につき月500円(税抜)。LINE公式アカウントとメールの統合受信、未返信ステータス、顧客カード、キーワードによるタグの自動付与はライトから使えます。対応件数の集計・分析機能は搭載していません。14日間無料・カード登録不要。
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主な参考情報
- サイボウズ株式会社「メールワイズ 料金・仕様」(2026年8月24日確認)
- サイボウズ株式会社「メールワイズ」(2026年8月24日確認)
- サイボウズ株式会社「kintone 料金プラン」(2026年8月24日確認)
- Onebox株式会社「yaritori 料金プラン」(2026年8月24日確認)
- LINEヤフー for Business「『LINE公式アカウント』の有料オプションに生成AIを活用した新機能『AIチャットボット(β)』を追加」
- 株式会社TechSync「RenRaku」
メールワイズの料金に関するよくある質問
Q. メールワイズは1人や2人でも契約できますか?
A. メールワイズ クラウド版の料金ページには「5人からご契約いただけます」と記載されており、契約単位の下限は5ユーザーです。実際に使うのが1人でも2人でも、スタンダードコースなら600円×5ユーザーで月額3,000円(税抜)が支払額の下限になります。1人あたりの単価が安く見えても、少人数のときは総額で比較する必要があります。なお初期費用は0円、契約期間は1ヶ月からと記載されています(2026年8月24日確認)。
Q. メールワイズのスタンダードコースとプレミアムコースの違いは何ですか?
A. 料金は1ユーザーあたりスタンダードコースが月額600円・年額7,200円、プレミアムコースが月額1,800円・年額21,600円で、いずれも税抜表記です。料金ページの仕様欄では、登録できるメールアドレス数がスタンダード10個まで、プレミアムは11個以上とされています。またメールアプリケーション数がスタンダード1個、プレミアム「20個 × 5」と記載されており、複数の窓口や部署を分けて運用したい場合にプレミアムが必要になる構成です。ストレージは仕様表では両コース共通で「5GB × ユーザー数」です(2026年8月24日確認)。
Q. メールワイズでLINE公式アカウントの問い合わせも扱えますか?
A. 2026年8月24日時点の公式サイトに、LINE公式アカウント連携の記載は見当たりません。公式が挙げている対応内容はメール、電話履歴、訪問履歴の一元管理で、あわせてkintone連携、一斉送信、集計レポートが挙げられています。LINEに届く問い合わせもメールと同じ画面で扱いたい場合は、LINE連携を明記している製品を別途検討することになります。最新の対応状況は提供元の公式ページでご確認ください。
Q. メールワイズで5ユーザーを超えたら料金はどうなりますか?
A. 料金ページの表記は「月額600円/1ユーザー」という1ユーザーあたりの単価です。この単価をそのまま掛ければ6ユーザーで3,600円、10ユーザーで6,000円(いずれも税抜)という計算になります。ユーザー数を増減したときの扱いは同じ料金ページの「ご契約中の変更について」に記載があり、月額サービスなら翌月分から変更後の月額料金が適用され、追加は申し込み受領時から、減員は翌月1日から反映されます(追加した月に減らすことはできません)。年額サービスは残り月数分の月額ライセンス料金を購入する形で、減員は更新タイミングのみです(2026年8月24日確認)。
Q. 少人数ならメールワイズとRenRakuのどちらが安くなりますか?
A. 人数によって逆転します。1名運用ならRenRakuのライト月額1,480円(税抜・1名専用)が、メールワイズの下限3,000円(税抜)を下回ります。2〜3名ではRenRakuのスタンダード2,980円とメールワイズの3,000円がほぼ同額になり、金額では差がつきません。4〜8名の範囲ではメールワイズの1ユーザー600円という単価が効いて安くなる局面が出ます。9名以上になるとRenRakuのプレミアム4,980円(10名まで・税抜)のほうが総額を下回ります。金額が拮抗する2〜3名の帯では、LINEを同じ受信箱で扱うか、集計レポートが要るかといった機能面で判断することになります。
まとめ — メールワイズの料金は「5ユーザー分の基本料金」として読む
メールワイズ クラウド版の料金は、スタンダードコースが1ユーザー月額600円・年額7,200円、プレミアムコースが1ユーザー月額1,800円・年額21,600円(すべて税抜)です。初期費用は0円、契約期間は1ヶ月から、無料お試しは30日間・全機能という条件で、導入のハードルは低く設計されています。
ただし契約は5ユーザーからです。実際の利用者が2〜3人であっても、支払うのは5ユーザー分の月額3,000円(税抜)になります。単価の600円ではなく「基本料金3,000円で5席まで」と読み替えると、他社の定額プランと同じ土俵で比較できます。ユーザー数を増減したときに反映されるタイミングは、同じ料金ページの「ご契約中の変更について」に記載があります(月額サービスは翌月分から適用)。
要点を整理します。
- 1名運用 — メールワイズは3,000円が下限。RenRakuのライト1,480円(税抜)が明確に下回ります
- 2〜3名 — メールワイズ3,000円とRenRakuスタンダード2,980円で、差は月20円。金額では決まらないので機能で選びます
- 4〜8名 — 5席を使い切ると1ユーザー600円の単価が効き、メールワイズが安くなる局面です
- 9名以上 — RenRakuプレミアム4,980円(10名まで・税抜)が総額で下回ります
- チャネル — メールワイズはメール・電話履歴・訪問履歴。公式にLINE公式アカウント連携の記載はありません
- 集計・分析 — メールワイズには集計レポートがあり、RenRakuにはレポート・分析機能がありません。数字で測る要件があるならメールワイズです
選ぶ順番としては、金額よりも先に「問い合わせがどこから来ているか」と「対応状況を数字で見る必要があるか」を決めるほうが早く着地します。2〜3名の帯では金額差がほとんど無いため、無料お試し期間(メールワイズ30日間/RenRaku 14日間・クレジットカード登録不要)に実際の問い合わせを流して、画面の使い勝手で判断するのが現実的です。
※ 本記事は執筆時点(2026年8月24日)に各社が公開している公式ページの記載にもとづいて作成しています。料金・プラン構成・機能・最低契約ユーザー数は予告なく変更される場合がありますので、契約前に必ず提供元の最新の公式情報をご確認ください。本文中の金額はすべて税抜表記です(LINE公式アカウントのチャットProオプションのみ税別表記、yaritoriは公式ページに税の別の記載がありません)。人数別の総額は各社の公表単価から算出した参考値であり、実際の見積もり金額を保証するものではありません。